今回は、これまでに著者が読んできたAccess関連書籍を紹介したいと思います。
著者自身は、Accessを独学で学んできましたがその際に役立ったもの、あるいはそのシリーズに焦点をあてます。自身で操作をしながらトライ&エラーを繰り返すことで、様々なニーズに対応したデータベースを作れるようになると思いますが、これから紹介する書籍は、その際の道標になってくれるでしょう。
初心者向け書籍
はじめに紹介する書籍は、これからAccessを勉強しようという人向けです。できるシリーズ、かんたんシリーズとOffice系の導入向け書籍として広く知られていると思います。
著者がAccessを使うきっかけになったのは、Accessで蓄積された販促データを用いて、新たな販路の提案を行うように業務指示をされたことから始まります。
当時、Accessの名前は知っていましたが、非常に扱いが難しいソフトという印象を持っていました。しかしながら、業務指示であったこともあり使いこなさなければならない状況に追いやらてしまったのです。
そのため、著者はこれら書籍を購入し、イチから操作方法を学んでいったのです。最初はテーブルの作成方法、次にクエリでデータ操作をする方法、フォームによる画面系の作成、レポートによる出力方法等々、基本となる操作はこれら書籍でしっかりと学習することができました。
どちらの書籍でも良いと思いますが、1冊を読み切った後には、簡単なデータベースを自身だけで作ることができるようになっていると思います。
クエリを活用するためにお勧めの書籍
Accessで基本的なデータベースを作成できるようになり、これを運用してデータが蓄積されてくると、次のステップとしてデータ処理をどのようにしていけば良いかという課題にぶつかります。
著者の場合は、販促データから新たな販路を提案することを指示されていましたので、様々な視点でデータ分析をする必要があり、そのためにクエリを活用する必要があったわけです。
例えば、月次展開した場合に売上が高くなる時期はいつか、どのような地域でどのような製品が売れているか、等々、例を挙げるとキリがありませんがこれらをExcelでやっていたら埒が明かなかったと思います。
ただ、最初からクエリを上手く活用できていたかというと、そうでもありません。最初は正規化されたテーブルからどのように欲しい情報をクエリで出力するかといった、基本的な点でぶつかりもしました。そこで、次に紹介する書籍が参考になったのです。
ここでも、できるシリーズが出てくるわけですが、基本的なクエリの操作はこれで十分かと思います。また、応用例や、こういった場合はどうする?、といった逆引きもクエリの活用方法を学んでいく上で参考になりました。
Access VBAの学習向け書籍
Accessでデータベースを作成し、様々なニーズを実現しようとすると、VBAによる実装が必要になる機会が増えてきます。
著者自身、複数のユーザーがデータベースを使用する際に、ヒューマンエラーを防止するための策として様々な機能をVBAで実装してきました。また、ルーチン業務に対してVBAで処理ルーチンをコーディングし、業務効率を飛躍的に改善してきました。しかしながら、VBAはこれまでのAccess操作方法とは異なり、一種のプログラミングをしなければならなくなります。
それまで、C言語を少し触った程度の著者にとって当時のVBAは未知なるものでしたが、しかしながら以下に紹介する書籍の内、パーフェクトマスターでVBAによる実装方法を学び、また逆引きで自身が実装したい機能について学ぶことで、ほぼほぼできないことはない!というレベルまでVBAによるコーディングができるようになったのです。
SQL学習向け書籍
VBAにも慣れ、データ処理を効率良く行うためにどうすれば良いか、という段階になってくるとSQLという存在に興味を持つようになります。
クエリは一種のSQLビルダーのようなもので、本来のデータベースはSQL文を作成してデータ処理をするものですが、Accessはこの点ユーザーにとって優しい設計になっています。
しかしながら、クエリでできることにも限界があり、またVBAと組み合わせるにはSQL文の習得は必要不可欠になります。
著者自身、SQLを活用することで、データ処理方法の幅が広がり、また効率よく処理ができるようになったのです。
以下に、SQLを学んでいく上で参考になった書籍を紹介します。スッキリわかるシリーズはJAVA学習等で人気が高いものですが、SQLについても実例を交えて紹介されているので、初めてSQLと触れ合う方にもとっつきやすいのではないかと思います。
まとめ
今回は、著者がこれまでに読んできたAccess向け書籍を紹介しましたが、いずれも様々なニーズに応えるべくAccessを組んでいく上で参考になるものばかりです。
今後のAccess開発で壁にぶつかった際は、今回紹介した書籍を片手に画面とにらめっこしてもらえれば良いのかなと思います。
ここではAmazonをスポンサーリンクとしましたが、Amazonでは定期的にセールも実施していますのでタイミングを見て、辞書代わりにもなる参考書籍の購入を検討されてはいかがでしょうか。
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