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Access選択クエリとSQL文の関係

クエリ

今回は、クエリとSQL文の関係について紹介します。ここで、SQL文とはデータベースにおけるデータ操作を行うための言語です。リレーショナルデータベースでは、データの操作やテーブルの作成等を行う必要がありますが、これらを指示するためにSQL文が使われます。Accessクエリは、グラフィカルに設定をすることができますが、実はAccessの裏でSQL文を自動で作成してくれています。SQLでの射影操作に対する基本構文を知るとともに、クエリでの自動作成結果を見ていきましょう。

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SQL文による選択クエリの表記

SQL文でテーブルに格納されているデータを出力表記は次のようになります。

SELECT フィールド名 FROM テーブル名
フィールド名は任意のフィールドを射影できますし、アスタリスク「*」を用いれば、全てのフィールドを射影することもできます。

実際に、SQL文がどのように作成されているかを確認してみましょう。まず、サンプルテーブルとして、フィールドに「ID」、「氏名」及び「年齢」を設定します。このサンプルテーブルに対してクエリを作成してテーブルの追加によりサンプルテーブルをセットします。

この状態で、デザインタブの表示アイコン中、「SQLビュー」を選択してください。

図1 SQLビューの選択

図1で示すように、各フィールドを射影したSQL文として、「SELECT [サンプルテーブル].ID, [サンプルテーブル].氏名, [サンプルテーブル].年齢 FROM サンプルテーブル;」と表示されていると思います。ここで、「[サンプルテーブル].ID」の表記は、サンプルテーブル中のIDフィールドを指しています。このようにして、クエリで抽出するフィールドを選択していますが、SQL文で構文を作成しており、この結果が反映されることになります。なお、今回のケースでは、SELECTからFROMの間に「*」を入れることで代用することもできます。(「*」は全てを示すワイルドカード)

図2 SQLビューによる選択クエリの構文表示

まとめ

今回は、選択クエリの操作によるSQL文の作成内容について確認をしていただきました。「SELECT フィールド名 FROM テーブル名」の基本構文を覚えておくことで、今後のデータベース操作の幅は飛躍的に向上しますので、是非覚えておいていただければと思います。なお、今回は射影操作に焦点を置いた内容でしたが、選択操作は「WHERE文」を用いて、また結合操作では、「WHERE文」や「JOIN文」によりこれを実現しますので、別の機会に紹介したいと思います。

以下の書籍は、SQLについてゼロから勉強したい方にも、ちょっとした手引きとして使いたい方にも非常に有用ですので、是非ご覧になってください。

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