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Access VBA フォームの操作 効果的なテクニック2

VBA

前回、Access VBAによるフォームの操作として、イベントの在り方、テキストボックスの制御等を紹介しました。

今回は、コマンドボタンのクリックにより様々な制御、操作をする方法を紹介したいと思います。なお、サンプルフォームは上記の効果的なテクニック1で作成したものを使用します。

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コマンドボタンクリックによる操作

サンプルフォームでは、コマンドボタンとチェックボックスに加えてテキストボックスを3つ用意しています。今回作成する例では、チェックボックスにチェックが入っている場合は、処理を実行し、チェックが入っていない場合は、何の処理もしないこととします。
また、チェックが入っている場合の処理内容は、コマンドボタンをクリックした際に「テキストボックス1」を使用できないように、「テキストボックス2」はフォーム上から見えないように、また「テキストボックス3」は先に入力したテキストボックス2の値をコピーすることとします。

※効果的なテクニック1で紹介した、テキストボックス1及びテキストボックス2のVBAソースコードはそのまま残しているため、テキストボックス1に値を入力すると背景色が変化し、テキストボックス2に数値以外の値を入力することができない状態としています。

はじめに、コマンドボタンをクリックするイベントに対してイベントプロシージャの設定をします。図1に示すように、「コマンドボタン」プロパティの「クリック時」に「イベントプロシージャ」を設定し、VBAを開きます。

図1 コマンドボタンに対するクリック時のイベント設定

図2に示すように、テキストボックス1には「1」を、テキストボックス2には「12」を入力しました。また、チェックボックスにチェックを入れます。

図2 各オブジェクトに対するデータの入力及びコマンドボタンのクリック

図2に示す状態で、「コマンドボタン」をクリックすると、図3のようにフォーム上の各テキストボックスが変化します。

図3 ソースコードによるフォームの制御・操作結果

まとめ

今回は、コマンドボタンのクリックをイベントとして、各オブジェクトの操作をしてみました。チェックボックスを一つのフラグとして、条件分岐をし制御の在り方を切り替えましたが、例えばデータの条件に応じて操作を切り替える等、その処理方法は多岐にわたります。実際の業務ルーチンに併せて、ソースコードを作成し業務効率の改善に取り組んでいただければと思います。

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