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Access VBAが分かる人が職場から消え始めている|2026年に起きている静かな問題

全般

最近、Accessに関する相談を受けていて感じることがあります。

それは、

Accessがなくなりそうなのではなく、Access VBAが分かる人がいなくなり始めている

ということです。

以前、

「Accessはいつまで使えるのか?」

という記事を書いたところ、多くの方に読んでいただきました。

その後いただいた反応を見ると、皆さんが本当に不安に感じているのは、

Accessが廃止されるか

ではなく

Accessを保守できる人がいなくなるか

だったように思います。

今回は少し技術の話から離れて、

2026年現在、多くの職場で静かに進行している

「Access VBA人材の減少問題」

について考えてみたいと思います。


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Accessはなくならない。でも人は減っている

まず最初に誤解しないでいただきたいのは、

「Access」 = 「すぐ消える技術」

ではないことです。

実際には今でも、

顧客管理
売上管理
在庫管理
工程管理
設備管理

など数え切れないほどの業務がAccessで動いています。

私自身も、

10年選手

20年選手

30年近く稼働している

ようなAccessシステムを見かけます。


しかし一方で、

そのシステムを理解できる人は、

確実に減っています。

ここが本当の問題です。


昔はどの部署にもAccessが分かる人がいた

2000年代から2010年代前半くらいまでは、

会社に一人や二人、

Accessに詳しい人

がいました。


例えば、

営業部に一人

経理部に一人

生産管理部に一人

という感じです。


必要になれば、

フォーム追加

帳票修正

VBA修正

ができました。

しかし現在は状況が変わっています。


若い世代がAccessを触る機会が少ない

現在の若手社員は、

学生時代から

Excel

Googleスプレッドシート

Power BI

Python

Power Apps

に触れる機会があります。


一方で、

Access

はほとんど触らないことが増えました。


結果として、

会社へ入ってきても、

Accessは見たことがない

VBAを書いたことがない

という人が珍しくありません。


これは本人の能力の問題ではなく、

単純に時代の変化です。


VBA担当者の年齢が上がっている

現場を見ていると、

Accessを管理している人は

40代

50代

60代

が中心になっています。


実際、

こんな話は珍しくありません。


「このAccessは〇〇さんしか分からない」

「〇〇さんが異動したら誰も直せない」

「〇〇さんが定年なので困っている」


Accessそのものではなく、

担当者がシステムになっている

ケースです。


実はAccessが悪いわけではない

Accessがよく批判される理由の一つに、

属人化する

というものがあります。


しかし冷静に考えると、

属人化はAccessの問題ではありません。


例えば、

Excel

Python

Power Apps

SQL Server

でも、

ドキュメントが無ければ同じです。


属人化の原因は、

技術ではなく、

運用

にあります。


ただし、

Accessは長期間使われるケースが多いため、

結果として属人化が目立ちやすいのも事実です。


「壊れるのが怖くて触れない」が始まる

人材不足が進むと、

次に起きるのがこれです。


このコードは触るな

壊れたら困る

誰も直せない

です。


すると、

本来なら改善されるべきシステムが、

どんどん古くなっていきます。


新しい業務へ対応できなくなり、

利用者の不満が増えていきます。


しかし、

誰も修正できません。


気が付くと、

システムはあるのに、

システムを運用できない状態になります。


本当に危ないのはAccessよりドキュメント不足

長年運用されているAccessを見ていて感じるのは、

壊れるシステムには共通点があります。


それは、

VBAコードの品質ではありません。


むしろ、

設計書なし

仕様書なし

更新履歴なし

コメントなし

です。


これはAccessに限りません。


例えば、

数千行のVBAがあっても、

適切なコメントがあり、

処理概要が残されていれば、

意外と保守できます。


反対に、

100行しかなくても、

誰も仕様を知らなければ保守できません。


Copilotの登場で状況が変わり始めた

ここ数年で状況が変わったのは、

AIの存在です。


以前なら、

知らないVBAがあったら、

解析できない

担当者に聞くしかない

状態でした。


今はCopilotへ、

このVBAコードを説明してください

改善点を教えてください

処理フローを図解してください

と聞けます。


実際、

新人や若手担当者にとって、

これは非常に大きな変化です。


Access経験が少なくても、

理解のハードルは確実に下がっています。


これから求められるのは「書ける人」ではない

昔は、

VBAを書ける人

が貴重でした。


しかし今後は少し違うと思います。


本当に必要なのは、

業務を理解する人

システムを説明できる人

AIを活用できる人

です。


コードを書く作業そのものは、

AIがどんどん支援してくれます。


しかし、

何を作るべきか

なぜその業務が必要か

は人間しか判断できません。


Access担当者が今やっておくべきこと

もし現在Accessを管理しているなら、

今のうちにやっておくべきことがあります。


設計書を残す

最低限でも構いません。

テーブル一覧

フォーム一覧

主な処理

を残しましょう。


Enumや定数を活用する

意味不明な数字を減らします。

If Status = enmComplete Then

のような形です。


コメントを書く

未来の自分を助けます。


Copilotへ説明させる

仕様書のたたき台を作れます。


VBA担当者を一人にしない

これが最も重要です。


Accessが消える前に人が消える

少し刺激的な言い方ですが、

私はこう感じています。


Accessがなくなる

↓

ではない


本当に起きているのは、

Accessを理解している人が

職場からいなくなる

ことです。


そして、

こちらの方がはるかに深刻です。


システムは残ります。

データも残ります。


でも、

それを理解する人がいなくなる。


これこそが、

2026年のAccessを取り巻く最大の課題ではないでしょうか。


まとめ

2026年現在、

Accessそのものはまだ多くの企業で利用されています。

しかし、

Access VBAを理解できる人材は確実に減少しています。

特に問題になりやすいのは、

  • 担当者の高齢化
  • 若手社員の経験不足
  • 属人化
  • ドキュメント不足
  • 保守人材の不足

です。

一方で、

Copilotの登場によって、

Access VBAの保守や解析は以前より取り組みやすくなっています。

これから重要なのは、

Accessを捨てるか

ではなく

知識をどう引き継ぐか

です。

Accessシステムが残るかどうかよりも、

Accessを理解できる人を残せるかどうか。

それが今、多くの職場で静かに問われているのだと思います。


あなたの会社は大丈夫ですか?

以下に1つでも当てはまる場合は注意が必要です。

  • Accessの担当者が1人しかいない
  • VBAの内容を説明できる人がいない
  • 設計書が存在しない
  • 10年以上改修していない
  • エラー発生時に相談先がない
  • 担当者が50代以上である
  • 後任が決まっていない

2つ以上該当する場合、

システムそのものではなく

保守体制

がリスクになっている可能性があります。


こんなご相談が増えています

  • 担当者が退職してしまった
  • エラーが発生したが原因が分からない
  • VBAを解析してほしい
  • Accessを継続利用できるか判断してほしい
  • Power Appsへ移行すべきか相談したい

お困りの際はお気軽にご相談ください。

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